保育の仕事で感じる肩の重さ、それは「使い方のクセ」が原因かもしれません
保育士として働く中で、夕方になると肩が重くなる、片側だけが特に辛い、マッサージを受けてもすぐに戻ってしまう…そんな経験はありませんか?
結論から申し上げると、保育士に多い肩こりのパターンには明確な理由があります。
それは「抱っこやおんぶといった反復的な動作」と「常に子どもの目線に合わせた低い姿勢」によって、身体の特定部位に継続的な負担がかかり続けるためです。
海外の研究では、保育労働者(childcare workers)における筋骨格系の不調発生率は一般職種と比較して有意に高いことが報告されています。
特に肩部・頸部・腰部の3箇所に集中して負担が生じやすく、これは保育士という職業特有の身体の使い方が大きく影響していると考えられています。
なぜ保育士の肩こりは特別なのか?
1. 利き腕側への偏った負荷
保育士の現場では、無意識に利き腕で子どもを抱き上げることが多くなります。
この片側性の負荷は、左右の筋肉バランスを崩し、特定の筋肉だけが過度に緊張した状態を作り出します。
理由は単純です。
人は効率的に動こうとするため、得意な側ばかりを使ってしまうのです。
しかし、身体は本来左右対称に機能するよう設計されており、この非対称な使い方が続くと、筋肉や関節に歪みが生じます。
保育士の方の多くが「いつも同じ側の肩が辛い」と感じるのは、このためです。
2. 前傾姿勢の連続による首・肩への負担
保育士が子どもと目線を合わせるために、常に前かがみの姿勢を取ることも大きな要因です。
この姿勢では頭部が前方に突き出る形となり、首から肩にかけての筋肉が頭部の重さ(約5〜6kg)を支え続けなければなりません。

具体例を挙げると、床に座る子どもたちと遊ぶ時、食事の介助をする時、おむつ交換をする時など、保育士は1日に何十回とこの姿勢を繰り返します。
その結果、首の後ろから肩甲骨周辺の筋肉が慢性的に緊張状態となり、血流が悪化して「重だるさ」や「こり」を感じるようになります。
3. 突然の抱き上げ動作による深層筋への影響
子どもが転びそうになった瞬間、泣いている子を素早く抱き上げる時など、保育士の仕事では予測できない急な動作が求められます。
この時、表層の大きな筋肉だけでなく、身体の深い部分にある小さな筋肉(深層筋)も瞬間的に強く働きます。
こうした深層筋の緊張は自覚しにくく、表面をマッサージしても届かないため、「揉んでもらったのに楽にならない」という状況が生まれるのです。
一般的なケアで楽にならない理由
表層へのアプローチだけでは不十分
市販の湿布や一般的なマッサージは、皮膚に近い表層の筋肉には作用しますが、身体の奥深くにある筋肉や、筋肉を包む膜組織までは届きにくいという特徴があります。
保育士特有の肩こりは、先述した通り深層筋の緊張や、身体全体のバランスの崩れが関与しているため、表面的なアプローチだけでは根本的な改善につながりにくいのです。
身体全体のつながりを見ていない
保育士の肩こりというと「肩だけの問題」と考えがちですが、実際には骨盤の位置、背骨のカーブ、足の重心バランスなど、全身の様々な要素が関係しています。

例えば、保育士として働く中で片足に体重をかけて立つクセがあると、骨盤が傾き、それを補正するために背骨が曲がり、結果として肩の高さが左右で違ってくることがあります。
このような「連鎖」を見逃すと、肩だけをいくらケアしても改善しないという状況になります。
オステオパシーという選択肢
身体全体のバランスを整える考え方
オステオパシーとは、アメリカで生まれた手技療法の一つで、身体を「つながりを持った一つのシステム」として捉えます。
具体的には、筋肉・骨格・内臓・神経など、すべての組織が相互に影響し合っていると考え、症状が出ている部位だけでなく、全身のバランスを評価しながら施術を行います。
保育士の肩こりであれば、肩周辺だけでなく、骨盤や背骨、肋骨の動き、さらには腕の使い方まで総合的に見ていきます。
深層へのアプローチと自然治癒力のサポート
オステオパシーの手技は、強い刺激ではなく、身体の組織に優しく働きかけることを特徴とします。
深層の筋肉や膜組織にアプローチしながら、身体が本来持っている「自ら整おうとする力」をサポートします。
つまり、外から無理に変えるのではなく、身体が自然に正しい状態へ戻れるように導くという考え方です。
初回カウンセリングで保育士の方の身体の使い方を詳しく伺います。
お仕事の内容や日常の動作について丁寧にヒアリングし、保育士特有の身体の使い方を踏まえた施術プランをご提案します。

オステオパシー整体院トラストができること
保育士の仕事を続けながら身体を整える
大阪市城東区にあるオステオパシー整体院トラストでは、保育士の方をはじめ、日常的に身体に負担のかかる仕事をされている方々の身体ケアに力を入れています。
当院のスタッフは理学療法士の国家資格を取得しており、解剖学・生理学に基づいた知識を持ちながら、オステオパシー技術を用いた施術を提供しています。
「仕事を休まずに通いたい」という保育士の方のために、平日は夜20時まで、土日祝日も17時まで営業しており、年末年始以外は定休日がありません。

あなたの身体の使い方を詳しく伺います
初回のカウンセリングでは、保育士としてのお仕事の内容や日常の動作、どのような時に症状が強くなるかなど、丁寧にお話を伺います。
その上で、全身の姿勢バランス、関節の動き、筋肉の状態などを評価し、あなたの身体に何が起きているのかを分かりやすく説明します。
そして、保育士としての働き方に合わせた、一人ひとりの状態に応じた施術プランを提案させていただきます。
京橋からもアクセス良好
当院は地下鉄「蒲生四丁目駅」から徒歩1分、京阪本線「野江駅」からも徒歩8分という立地です。
京橋駅からも電車で数分の距離にあり、保育士の方がお仕事帰りや休日にも立ち寄りやすい環境です。
住所:〒536-0004 大阪府大阪市城東区今福西3-6-32DGビル蒲生四丁目4A,502号
まずはご相談ください。
保育士の仕事は、子どもたちの成長を支えるやりがいのある仕事です。
しかし、その分身体への負担も大きく、我慢を続けていると日常生活にまで影響が出てしまうこともあります。

「このまま保育士として続けられるか不安」「色々試したけど変わらない」そんな方は、一度ご自身の身体の状態を詳しく見てもらうことをお勧めします。
当院では、LINEまたはお問い合わせフォームから予約を承っています。
保育士としての肩こりのパターンや身体の使い方について、ぜひ詳しく聞かせてください。
お問い合わせ
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参考文献
- Ono Y, Imaeda T, Shimaoka M, et al. (2002). Associations of length of employment and working conditions with neck, shoulder and arm pain among nursery school teachers. Industrial Health, 40(2), 149-158. https://doi.org/10.2486/indhealth.40.149
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オステオパシー整体院トラスト
- 住所:大阪市城東区(蒲生四丁目駅徒歩1分)
- 交通:大阪メトロ長堀鶴見緑地線・今里筋線「蒲生四丁目駅」徒歩1分
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- スタッフ:4名(全員LMO施術可能)
- 院長:北内俊充(オステオパス、理学療法士)
監修者プロフィール

◆執筆
杉山主馬(理学療法士)
大阪市城東区のオステオパシー整体院トラストで痛みや痺れなどの症状に対するクライアントへの施術を担当。理学療法士の国家資格を持ち、総合病院において脊椎や股関節・膝関節の手術後リハビリテーション、外来での肩関節疾患、足部疾患、腰部疾患など様々な臨床現場を経験。LMO(メカニカルリンクオステオパシー)技術を学び、解剖学・生理学の知識を活かしながら、お一人お一人の症状改善のサポートに努めている。

◆監修
北内俊充(オステオパス、理学療法士)
理学療法士国家試験を取得後、総合病院、クリニック、在宅医療の現場を経て、2012年オステオパシー整体院トラストを開業。痛みとしびれでお困りのクライアントを中心に施術を行っている。理学療法士免許の他に日本トラディショナルオステオパシーカレッジを卒業し、D.O.の称号を取得。LMO(メカニカルリンクオステオパシー)というフランスで発展したオステオパシーの国際教育ライセンスを保有し、専門的な技術と豊富な臨床経験を活かした施術を提供している。オステオパシーの教育にも携わっており、日本を中心に台湾でも教育を行っている。国際的な視野でオステオパシー技術の普及と発展に貢献しており、院内では全スタッフへの技術指導を行い、同水準の高品質な施術が提供できる体制を構築している。















