産後の頭痛はなぜ起こる?考えられる原因とタイプ別の対処法・受診の目安を解説

出産を終えてほっとする間もなく、慣れない育児のなかで頭痛に悩まされる方は少なくありません。「薬を飲んでいいのか」「授乳中でも大丈夫か」と不安に感じる方も多いはずです。この記事では、産後に頭痛が起こりやすい理由、頭痛のタイプ別の対処の考え方、授乳中の薬について、そして受診したほうがよいサインまでを整理します。

この記事の結論
産後の頭痛は、ホルモンや生活の変化、睡眠不足、水分不足、首や肩の緊張など、複数の要因が重なって起こることが多いとされます。緊張型頭痛は温める、片頭痛は冷やして暗い静かな場所で休む、というように対処の方向が異なります。授乳中の薬は自己判断で選ばず、医師や薬剤師に相談してください。これまでに経験のない激しい頭痛や、高血圧・強いむくみ・目のかすみを伴う頭痛は、産後に注意が必要なサインのため、すぐに医療機関を受診してください。

産後に頭痛が起こりやすい理由

産後の頭痛には、いくつかの要因が重なっていることが多いと考えられています。出産に伴うホルモンバランスの大きな変化、まとまった睡眠がとりにくいことによる疲れ、授乳による水分の不足、そして慣れない抱っこや授乳姿勢による首・肩・背中の緊張などです。

とくに、赤ちゃんを抱っこしたり授乳したりする時間が長くなると、前かがみの姿勢が続き、首や肩に負担が集中しやすくなります。こうした要因が組み合わさることで、頭痛としてあらわれることがあります。原因は一つに決めつけられないため、ご自身の状態に合わせて対処を考えることが大切です。

産後の頭痛のタイプと対処の方向

頭痛にはいくつかのタイプがあり、対処の方向が異なります。代表的な緊張型頭痛と片頭痛の特徴を整理します。両方が混ざることもあるため、当てはまらない場合や判断に迷う場合は医療機関に相談してください。

タイプ 特徴と対処の目安
緊張型頭痛 頭全体が締めつけられるような痛み。首や肩のこりを伴いやすい。温めて血行を促し、軽く体を動かすと楽に感じることがあります。
片頭痛 こめかみのあたりがズキズキと脈打つように痛む。光や音がつらいことも。冷やして、暗く静かな場所で休むと楽に感じることがあります。

緊張型頭痛は温める、片頭痛は冷やす、というように方向が逆になるため、温めて悪化する場合や冷やして合わない場合は無理をせず中止してください。感じ方には個人差があります。

すぐに医療機関へ相談すべき産後の頭痛

産後の頭痛のなかには、早急な対応が必要なものが隠れていることがあります。次のような場合は、様子を見ずに医療機関を受診してください。

医療機関への相談をご検討ください
・これまで経験したことのない、突然の激しい頭痛
・血圧が高い、強いむくみ、目のかすみやチカチカを伴う頭痛
・手足の力が入らない、ろれつが回らない、しびれを伴う
・発熱や首の強いこわばりを伴う
・意識がぼんやりする、けいれんがある
・痛み止めを使っても改善せず、頭痛が続く・悪化している

とくに、産後は血圧に関わる変化に注意が必要な時期です。高血圧や強いむくみ、目のかすみを伴う頭痛は、産後に注意すべきサインとされています。ためらわずに、出産した医療機関や救急を含めた医療機関へ相談してください。

授乳中の薬について

授乳中は、飲んだ薬の成分が母乳に移ることを心配して、我慢してしまう方もいます。一方で、痛みを無理に我慢し続けることが負担になることもあります。授乳中に使える痛み止めもありますが、自己判断で選ぶのではなく、産婦人科の医師やかかりつけ医、薬剤師に相談して選ぶことが大切です。市販薬を使う場合も、授乳中であることを伝えて相談してください。

産後の頭痛に自分でできるケア

危険なサインがない場合、日常のなかで負担を減らす工夫が、つらさをやわらげる助けになることがあります。無理のない範囲で取り入れ、合わないと感じたら中止してください。

ケア 行い方の目安
こまめな休息 短くても横になる時間をつくります。周囲に頼れるときは家事や育児を分担しましょう。
水分をとる 授乳で失われやすい水分を、こまめに補います。
首・肩をゆるめる 肩を回す、首をゆっくり動かすなど、無理のない範囲で緊張をやわらげます。
抱っこ・授乳の姿勢を見直す クッションなどを使い、前かがみになりすぎない姿勢を意識します。
注意点
痛みを我慢し続けること、睡眠不足のまま無理を重ねること、自己判断で薬を選ぶことは避けたい行動です。ケアをしても頭痛が続く場合や、いつもと違う強い頭痛がある場合は、無理をせず医療機関へ相談してください。育児の負担を一人で抱え込まないことも大切です。

産後の頭痛と体の状態の関わり

産後は、出産に伴う体の変化や、抱っこ・授乳による姿勢の負担から、首や肩、背中、骨盤まわりに緊張やアンバランスが生じやすい時期です。首や肩の緊張が続くと、緊張型の頭痛につながることがあります。頭痛が出ている頭や首だけでなく、姿勢や体全体のバランスに目を向けてみることが役立つことがあります。

医療機関で大きな異常がないと確認できたうえで、なかなか頭痛や首肩のつらさが軽くならない、という場合には、体全体のつながりを確認していく視点が助けになることがあります。

オステオパシー整体院トラストの考え方

オステオパシーは、症状が出ている場所だけを見るのではなく、体全体のつながりやバランスを確認しながら、症状の原因と考えられる箇所に着目していく手技のアプローチです。大阪市城東区・蒲生四丁目にあるオステオパシー整体院トラストでは、産前産後の体のケアにも対応しており、首や肩、背中、骨盤まわりなど体全体の状態を確認します。

施術には、フランスで発展したLMO(オステオパシーメカニカルリンク)という手技を用い、強く押したり力任せに関節を動かしたりするのではなく、体の状態に合わせたソフトな手技で行います。院長の北内は理学療法士とD.O.の資格を持ち、臨床経験25年、延べ7万人以上の施術に携わってきました。医師による診断や治療を尊重しながら、体をケアする選択肢の一つとして施術を行い、育児のなかで取り入れやすいセルフケアもお伝えします。なお、危険なサインを伴う頭痛や、原因のはっきりしない頭痛は、まず医療機関での確認を優先してください。施術の効果や感じ方には個人差があり、体の状態によって必要な回数も変わります。

産後の頭痛に関するよくある質問

産後の頭痛はいつまで続きますか

続く期間には個人差があり、生活の変化やホルモンの状態が落ち着くにつれてやわらぐこともあります。長引く場合や、いつもと違う強い頭痛がある場合は、医療機関に相談してください。

授乳中でも頭痛薬を飲めますか

授乳中に使える痛み止めもありますが、自己判断で選ばず、産婦人科の医師やかかりつけ医、薬剤師に相談して選んでください。市販薬を使う場合も、授乳中であることを伝えて相談すると安心です。

産後に整体を受けても大丈夫ですか

産後の体の状態を確認しながら、体をケアする選択肢の一つとして整体を利用される方もいらっしゃいます。体調に不安がある場合や、危険なサインを伴う頭痛がある場合は、まず医療機関に相談してください。ご不安な点は事前にご相談ください。

まとめ

産後の頭痛は、ホルモンや生活の変化、睡眠不足、水分不足、首や肩の緊張など、複数の要因が重なって起こることが多いとされます。緊張型頭痛は温める、片頭痛は冷やして休む、というように対処の方向が異なります。授乳中の薬は自己判断で選ばず、医師や薬剤師に相談してください。これまでに経験のない激しい頭痛や、高血圧・強いむくみ・目のかすみを伴う頭痛は、産後に注意が必要なサインのため、すぐに医療機関を受診してください。首や肩、骨盤まわりの緊張が関わることもあるため、続くつらさには体全体を確認する視点も役立ちます。

産後の頭痛・首肩のつらさのご相談
大阪市城東区・蒲生四丁目周辺で、産後の頭痛や首・肩のつらさ、体の不調にお悩みの方は、オステオパシー整体院トラストへご相談ください。施術をご希望の方は、オンライン予約をご利用いただけます。当院は完全予約制です。
お電話でのお問い合わせ・ご相談
06-7178-1862
平日 9:30〜20:00/土日祝 9:30〜17:00(年末年始休)
一般的なご質問は、お問い合わせフォームから受け付けています(施術予約の窓口ではありません)。施術のご予約はオンライン予約またはお電話をご利用ください。

※本記事は一般的な健康情報の提供を目的としたものであり、診断や治療を目的とするものではありません。症状の判断や治療については、必ず医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。施術の効果や感じ方には個人差があります。