更年期症状でお困りではありませんか?
日々の生活の中で「疲れやすい」「イライラする」「肩こりがひどい」「ほてりやのぼせがある」といった症状を感じていませんか?
これらは更年期に多く見られる症状で、厚生労働省の調査によると、40代女性の約6割が何らかの更年期症状を経験しています。
更年期症状の実態と日本女性の現状
更年期症状の発現率データ
厚生労働省が2022年に実施した大規模調査(対象:全国女性2,975人)では、以下のような症状発現率が明らかになりました。
40代女性の主要症状
- 疲れやすさ:63.7%
- 怒りやすい・イライラ:56.5%
- 腰や手足の冷え:55.4%
- 寝つきが悪い・眠りが浅い:48.9%
- 汗をかきやすい:33.5%
- 顔がほてる:23.0%
特に注目すべきは、医療的対応が推奨される重症度(SMIスコア51点以上)の方が40代で17.7%、50代で20.0%存在することです。
更年期症状のメカニズム

更年期症状は、エストロゲン(女性ホルモン)の急激な減少により、視床下部の機能が乱れることで発生します。
視床下部は自律神経をコントロールする重要な部位でもあるため、ホルモンバランスの変化が自律神経失調症状を引き起こすのです。

オステオパシーが更年期症状に与える効果と解剖学的・生理学的メカニズム
海外研究によるエビデンス
オーストラリアの研究(2012年)では、更年期症状に対するオステオパシー施術の有効性が報告されています。
また、オーストリアの研究(2006年)では、周閉経期女性20名を対象とした研究で、オステオパシー施術により更年期症状の軽減と生活の質(QOL)の改善が確認されました。
オステオパシーによる身体変化の詳細メカニズム
1. 自律神経系への影響
解剖学的構造
自律神経系は、交感神経と副交感神経から構成され、交感神経は胸腰部(T1-L2)から、副交感神経は脳幹と仙骨部(S2-S4)から起始します。
これらの神経は、心血管系、消化器系、内分泌系の機能を調節しています。
生理学的変化
オステオパシー施術により脊柱周囲の筋膜緊張が正常化されると、交感神経節への圧迫が軽減されます。
特に上部胸椎(T1-T4)の可動性改善により、心臓・肺への交感神経支配が適正化され、動悸や息切れが軽減されます。
また、頸椎上部(C1-C2)の調整により、迷走神経の機能が向上し、副交感神経優位の状態を促進します。
2. 血管系・循環器系への作用
解剖学的構造
血管系は動脈、静脈、リンパ管のネットワークで構成され、特に内頸動脈と椎骨動脈は脳血流を、腹腔動脈は内臓血流を担います。
これらの血管は周囲の筋膜や骨格構造の影響を受けやすい特徴があります。
生理学的変化
頸椎・胸椎の構造調整により、椎骨動脈や内頸動脈の血流が改善されます。
視床下部への血流増加により、体温調節中枢の機能が正常化し、ほてりやのぼせが軽減されます。
また、横隔膜の機能改善により静脈還流が促進され、下肢の冷えやむくみが改善されます。
リンパ管の流れも同時に改善され、組織の代謝老廃物の排出が促進されます。
3. 内分泌系への間接的影響
解剖学的構造
視床下部-下垂体-卵巣軸(HPO軸)は、女性ホルモンの分泌を調節する重要なシステムです。
視床下部は第三脳室底部に位置し、下垂体は蝶形骨のトルコ鞍内に収まっています。
生理学的変化
頭蓋骨内の膜組織(大脳鎌、小脳テント、硬膜など)の緊張が正常化されることで、脳脊髄液の循環が改善されます。
これにより視床下部-下垂体複合体への栄養供給と老廃物除去が促進され、残存する卵巣機能の最適化が図られます。
また、副腎皮質への血流改善により、コルチゾールやDHEAなどの副腎ホルモンの分泌バランスが整います。
4. 筋骨格系への直接的作用
解剖学的構造
筋膜は全身を包む連続した結合組織で、浅筋膜、深筋膜、内臓筋膜に分類されます。
特に胸腰筋膜、頸筋膜、骨盤底筋群は姿勢維持と内臓機能に重要な役割を果たします。
生理学的変化
更年期のエストロゲン減少により、コラーゲン合成が低下し筋膜の柔軟性が失われます。
オステオパシー施術により筋膜の粘弾性が改善されると、筋線維の収縮効率が向上し、肩こりや腰痛が軽減されます。
また、骨盤底筋群の機能改善により、膀胱・子宮・直腸の位置関係が正常化され、頻尿や便秘などの症状も改善されます。

LMO(メカニカルリンク・オステオパシー)の特徴
ポール・ショフールが開発した革新的手法
当院で採用しているLMO(メカニカルリンク・オステオパシー)は、フランスのオステオパス、ポール・ショフールが1970年代に開発した手法です。
従来のオステオパシーとは異なり、組織の柔軟性に着目した評価・施術法です。
LMOの3つの核心技術
- テンション・テスト:組織の緊張を検査し、問題部位を特定
- 抑制バランス・テスト:最も重要な問題部位(プライマリー)を特定
- リコイル・テクニック:構造を動かすことなく、安全で効果的な施術を実施
LMOが更年期症状に効果的な理由
LMOでは、従来注目されてこなかった動脈、骨、神経といった構造も評価対象とします。
これらの構造は全身のネットワークを形成し、更年期における機械的・代謝的バランスの回復に重要な役割を担います。
動脈系への特化したアプローチ
解剖学的意義
動脈は単なる血液輸送管ではなく、平滑筋を含む能動的な調節器官です。
動脈壁には交感神経が豊富に分布し、血管径の調節を行っています。
LMOによる変化
動脈壁の緊張パターンを正常化することで、血管拡張・収縮の自律的調節機能が回復します。
これにより、更年期特有の血管運動神経症状(ホットフラッシュ、冷え性)が改善されます。
骨内構造への独自アプローチ
解剖学的意義
骨は静的な支持構造ではなく、骨膜、骨髄、ハバース管システムを含む動的な組織です。
骨内には豊富な血管と神経が分布し、全身の代謝調節に関与しています。
LMOによる変化
骨内の圧力バランスが正常化されることで、骨髄機能が改善し、造血機能や免疫系の調節が最適化されます。
また、骨からのホルモン様物質(オステオカルシン等)の分泌が適正化され、代謝機能の改善に寄与します。
他の施術法との違い
従来の整体・マッサージとの比較
| 項目 | 従来の整体・マッサージ | LMO |
|---|---|---|
| アプローチ | 局所的な症状に対処 | 全身の構造的統合性を評価 |
| 評価方法 | 主観的な評価 | 客観的で再現性のあるテスト |
| 施術範囲 | 筋骨格系中心 | 血管系、神経系、内臓系も含む |
| 安全性 | 強い刺激を伴う場合あり | 無痛で安全な手技 |
ホルモン補充療法との併用可能性
LMOは薬物療法と併用可能で、自然治癒力を高めることでホルモン補充療法の効果を補完します。
副作用のリスクなく、身体本来の調整機能をサポートします。
症状別・構造的アプローチ
ほてり・のぼせに対するアプローチ
生理学的背景:血管の拡張・収縮機能の異常
LMOアプローチ:動脈系の緊張パターンを正常化し、血管調節機能を改善
自律神経症状に対するアプローチ
生理学的背景:視床下部-下垂体系の機能低下
LMOアプローチ:頭蓋骨内の膜組織と神経系の調整により、中枢神経機能を最適化
肩こり・腰痛に対するアプローチ
生理学的背景:ホルモン変化による筋骨格系への影響
LMOアプローチ:筋膜連鎖全体を評価し、主要な緊張部位を特定・施術
更年期を健やかに過ごすために
更年期症状は個人差が大きく、約2割の女性が医療的対応を必要とする重症度を示します。
しかし、適切なアプローチにより症状の軽減と生活の質の向上が期待できます。
オステオパシー整体院トラストのLMO施術は、海外研究に基づいた科学的根拠のある手法で、更年期女性の身体が本来持つ調整機能をサポートします。
従来の対症療法とは異なり、根本的な構造バランスの改善を通じて、持続的な健康状態の向上を目指します。
蒲生四丁目で更年期症状にお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
あなたの症状に合わせた個別のアプローチで、より快適な日々をサポートいたします。
参考文献
- 厚生労働省「更年期症状・障害に関する意識調査」基本集計結果(2022年)
- Bone, K. “An investigation into the effectiveness of osteopathic treatment for reducing perimenopausal symptoms” (2012)
- Zanon, B. “The effectiveness of osteopathic treatment in perimenopause” (2006)
- Paul Chauffour, “Mechanical Link: Fundamental Principles, Theory and Practice Following an Osteopathic Approach”
- Lien Mécanique Ostéopathique Official Website: https://lmosteo.com

オステオパシー整体院トラスト
- 住所:大阪市城東区(蒲生四丁目駅徒歩1分)
- 交通:大阪メトロ長堀鶴見緑地線・今里筋線「蒲生四丁目駅」徒歩1分
- 営業時間:
- 平日:9:00〜20:00
- 土日祝日:9:00〜17:00
- 定休日:年末年始のみ
- スタッフ:4名(全員LMO施術可能)
- 院長:北内俊充(オステオパス、理学療法士)

◆執筆
白倉直樹(オステオパス、理学療法士)
2009年に理学療法士資格を取得後、クリニックにてデイケアや訪問リハビリ、そして外来に携わり、幅広い年代・症例を担当しながら日常生活に直結するサポートを行う。
フランス発祥のメカニカルリンク・オステオパシー(LMO)を学び、修了証を取得。
現在は大阪市城東区「オステオパシー整体院トラスト」にて、これまで培った臨床経験と解剖学・生理学の知識を基盤に、一人ひとりに合わせた施術を提供。
セルフケアや栄養面でのアドバイスも行い、症状改善と生活の質向上を支えている。

◆監修
北内俊充(オステオパス、理学療法士)
理学療法士国家試験を取得後、総合病院、クリニック、在宅医療の現場を経て、2012年オステオパシー整体院トラストを開業。痛みとしびれでお困りのクライアントを中心に施術を行っている。理学療法士免許の他に日本トラディショナルオステオパシーカレッジを卒業し、D.O.の称号を取得。LMO(メカニカルリンクオステオパシー)というフランスで発展したオステオパシーの国際教育ライセンスを保有し、専門的な技術と豊富な臨床経験を活かした施術を提供している。オステオパシーの教育にも携わっており、日本を中心に台湾でも教育を行っている。国際的な視野でオステオパシー技術の普及と発展に貢献しており、院内では全スタッフへの技術指導を行い、同水準の高品質な施術が提供できる体制を構築している。









