コルセットをずっとつけると筋肉が落ちる?大阪府の整体の正しい使い方

腰痛がつらい時期、病院や知人にすすめられてコルセットを着け始めた。ところが「着けていると楽だから」と、仕事中も、家でも、ずっと外せなくなっていませんか。実はこの「ずっと着けっぱなし」は、腰を支える筋肉を弱らせてしまう一因になり得ると、海外の研究やガイドラインで指摘されています。この記事では、コルセットと筋肉の関係を整理し、正しい使い方と外す目安をまとめていきます。

腰痛を抱える人の後ろ姿

「ずっとつけると筋肉が落ちる」のは本当?結論から

結論から言うと、コルセットを「ずっと着けっぱなし」にするのは、できるだけ避けたほうがよいと考えています。海外の最新のガイドラインでも日常的な着用は推奨されておらず、腰を支える筋肉が「使われない時間」が増えるぶん、筋力が落ちやすくなるからです。大阪府・大阪市城東区のオステオパシー整体院トラストにも、「コルセットを外すと不安で、ずっと着けたまま生活している」という方が、少なからず相談に来られます。

なぜコルセットをずっとつけると筋肉が落ちやすいのか

理由1:腰を支える筋肉が「使われない」時間が増える

体は「使わない」状態が続くと、その部分のはたらきが低下していくというのが基本的な考え方です。腰痛で体を動かさなくなると、身体のコンディションが落ちていく「廃用」の流れは、欧州の医学雑誌で概念として詳しく論じられています[3]。腰の背面を縦に走る脊柱起立筋や、おなかの深い層にある腹横筋は、立つ・座る・持ち上げるといった日常動作で姿勢を保つ大切な筋肉です。コルセットは腰を外側から支えて負担を軽くしますが、そのぶん、これらの筋肉が担っていた「支える」仕事を肩代わりします。つまり、着けている時間が長いほど、筋肉が働く機会は減っていくのです。

腰に手を当てて前屈みになるシルエット

理由2:海外のガイドラインでも日常の着用は推奨されていない

慢性の腰痛に関するWHO(世界保健機関)の2023年ガイドラインは、腰椎用のコルセット・ベルト・サポーターの日常的な使用を「推奨しない」としています[2]。世界最大級の医学レビュー組織であるコクラン共同計画の系統的レビューでも、コルセットに腰痛の予防や軽減で確かな効果を示す十分な根拠は見つかっておらず、「着けても着けなくても大きな差はない」という結果が示されています[1]。海外のガイドラインが重視しているのは、支えに頼るよりも、できる範囲で体を動かし続けることです[2]。

なお、着けている間の筋肉の活動が減るという点は、研究によって結果が分かれています[4]。「筋肉が落ちる」という言葉を単純に受け取るのではなく、「腰の筋肉を使わない時間が増える」という観点から考えるのが現実的です。

理由3:外すと不安を感じるのは、筋肉が働けていないサイン

「コルセットを外すと腰がスースーする」「着けていないと仕事にならない」という言葉を聞くことがあります。これは、腰を支えていた筋肉が十分に働けず、体が支えの助けに慣れてしまっているサインと考えることができます。段階を踏んで着ける時間を減らすことで、筋肉が再び働く機会をつくることができます。

コルセットを外す目安|頼りっぱなしを卒業する3つのステップ

当院には、ぎっくり腰のように急に腰に激痛が走り、その日は歩くことも難しい状態で来られたS.K様がいらっしゃいました。近くの病院で注射をしてもらいましたが、翌日になっても改善が実感できず、知人のすすめで当院に相談されたそうです。その場で、痛みはまだ残るものの普段どおりに歩けるようになり、現在は「2度とあんな思いはしたくない」と定期的に通われています(掲載はご本人の同意を得たうえでイニシャルにしています)。

「いつまで着ければいいのか、外すタイミングが分からない」という声も、よく聞かれます。目安としては、じっとしているときの腰のつらさが落ち着いてきたら、まずは家の中で過ごす時間から外してみることです。最初のうちは不安があっても、歩く、座る、立ち上がるといった動作を少しずつ繰り返すうちに、「自分の力で腰を支えられている」感覚が戻ってきます。完全に外すのが不安な場合は、着ける時間を半分にしてみるなど、段階を踏むことが続けるコツです。

日頃から試してほしいのは、次の3つです。

  1. コルセットは、強い痛みがある場面や医師・専門家から指示された場面など、「必要なときだけ」使う
  2. 痛みが落ち着いてきたら、家にいる時間や体を動かす時間は外してみる
  3. 外した時間は、無理のない範囲で歩くなど、腰まわりを動かす機会をつくる

※コルセットの使い方についての最終判断は、かかりつけ医の指示を優先してください。

まとめ:大阪府で腰痛の整体を探している方へ

大切なのは、コルセットを「道具」としてうまく使うこと。ずっと支えに頼るのではなく、腰を支える筋肉が働ける状態をつくっていくほうが、結果的に腰痛の不安からも遠ざかりやすくなります。腰のつらさが長く続く、しびれを伴う、脚の力が入りにくいといった場合は、自己判断でコルセットに頼り続ける前に、一度専門家に確認してもらうのがおすすめです。強い症状や急な変化があるときは、まず医療機関での確認も検討してください。

院内・待合室の様子

当院は、大阪府大阪市城東区にあるオステオパシー整体院トラストです。腰痛のご相談では、腰だけを切り離して見るのではなく、身体全体のつながりを丁寧に確認しながら進めることを大切にしています。これはフランス発祥のLMO(メカニカルリンクオステオパシー)など、海外で発展してきたオステオパシーの考え方を取り入れたものです。オステオパシーの手技は、慢性の腰痛に対して一定の有効性を報告する研究がある一方で、研究の質にはばらつきもあり、LMO単独の臨床試験はまだ限られるため、「これで必ずよくなる」と言い切れるものではありません[5]。当院では、解剖学・生理学の知識を持つスタッフ全員が、お一人お一人の状態を確認しながら、日常生活の過ごし方の提案まで含めてサポートしています。

院内・施術室の様子

コルセットやセルフケアだけでは腰のつらさが変わらない場合、骨盤のバランスや腰まわりの筋肉の深い部分に原因があるかもしれません。一人ひとりの状態に合わせた整体をお探しでしたら、まずは一度、お気軽にご相談ください。

【WEB予約はこちら】 https://trust-osteopathy.com/contact/


オステオパシー整体院トラスト

  • 住所:〒536-0004 大阪府大阪市城東区今福西3丁目6−32 DGビル蒲生4丁目 4A
  • アクセス:長堀鶴見緑地線「蒲生四丁目駅」エレベーター出口徒歩5秒/今里筋線「蒲生四丁目駅」2番出口徒歩1分
  • 交通:大阪メトロ長堀鶴見緑地線・今里筋線「蒲生四丁目駅」徒歩1分
  • 営業時間:
    • 平日:9:00〜20:00
    • 土日祝日:9:00〜17:00
  • 定休日:年末年始のみ
  • スタッフ:4名(全員LMO施術可能)
  • 院長:北内俊充(オステオパス、理学療法士)

監修者プロフィール

◆執筆
杉山主馬(理学療法士)

大阪市城東区のオステオパシー整体院トラストで痛みや痺れなどの症状に対するクライアントへの施術を担当。理学療法士の国家資格を持ち、総合病院において脊椎や股関節・膝関節の手術後リハビリテーション、外来での肩関節疾患、足部疾患、腰部疾患など様々な臨床現場を経験。LMO(メカニカルリンクオステオパシー)技術を学び、解剖学・生理学の知識を活かしながら、お一人お一人の症状改善のサポートに努めている。

◆監修
北内俊充(オステオパス、理学療法士)

理学療法士国家試験を取得後、総合病院、クリニック、在宅医療の現場を経て、2012年オステオパシー整体院トラストを開業。痛みとしびれでお困りのクライアントを中心に施術を行っている。理学療法士免許の他に日本トラディショナルオステオパシーカレッジを卒業し、D.O.の称号を取得。LMO(メカニカルリンクオステオパシー)というフランスで発展したオステオパシーの国際教育ライセンスを保有し、専門的な技術と豊富な臨床経験を活かした施術を提供している。オステオパシーの教育にも携わっており、日本を中心に台湾でも教育を行っている。国際的な視野でオステオパシー技術の普及と発展に貢献しており、院内では全スタッフへの技術指導を行い、同水準の高品質な施術が提供できる体制を構築している。

参考文献

[1]van Duijvenbode IC, Jellema P, van Poppel MNM, van Tulder MW. Lumbar supports for prevention and treatment of low back pain. Cochrane Database of Systematic Reviews. 2008;(2):CD001823. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/18425875/

[2]World Health Organization. WHO guideline for non-surgical management of chronic primary low back pain in adults. Geneva: WHO; 2023. https://www.who.int/publications/i/item/9789240081789

[3]Verbunt JA, Seelen HA, Vlaeyen JW, et al. Disuse and deconditioning in chronic low back pain: concepts and hypotheses on contributing mechanisms. European Journal of Pain. 2003;7(1):9-21. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/12527313/

[4]Jorgensen MJ, Marras WS. The effect of lumbar back support tension on trunk muscle activity. Clinical Biomechanics. 2000;15(4):292-294. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/10675671/

[5]Franke H, Franke JD, Fryer G. Osteopathic manipulative treatment for nonspecific low back pain: a systematic review and meta-analysis. BMC Musculoskeletal Disorders. 2014;15:286. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25175885/