「平地ならまだ気にならないのに、階段になると膝や腰がつらい」
そんな違和感が続くと、駅の階段や自宅の上り下り、買い物や通勤といった日常の動きまで気になってきます。大阪府で整体を探している方の中にも、肩や首の不調より先に、階段での膝や腰の負担をきっかけに相談先を探し始める方は少なくありません。
結論からいうと、階段の上り下りで膝や腰が気になるときは、痛い場所だけを見ても整理しきれないことが多いです。
なぜなら、階段は平地よりも身体への負担が大きく、膝や腰だけでなく、股関節、足首、体幹の使い方まで影響しやすいからです。特に下りでは、片脚で体重を受け止める時間が長くなり、膝の前側に負担が集まりやすくなります。膝前面の痛みについては、海外でも階段昇降との関連がよく知られており、膝蓋大腿関節痛では階段動作の中で膝の使い方に変化がみられるという報告があります[1]。
上りで腰がつらい方も、腰そのものだけが原因とは限りません。
本来ならお尻や股関節、太ももが分担したい動きを、腰がかばうように引き受けていることがあります。逆に、下りで膝が気になる方でも、足首の硬さや骨盤まわりの動きの偏りが重なっている場合があります。つまり、膝か腰のどちらか一方だけを追うより、身体全体のつながりとして見たほうが分かりやすいということです。
では、どんな方が階段でつらさを感じやすいのでしょうか。
ひとつは、膝で受け止めすぎるタイプです。下りるたびに太ももの前に力が入り、膝の前や内側に負担が残りやすくなります。
ふたつ目は、腰で持ち上げるタイプです。上るときにお尻や股関節がうまく使えず、腰を反らせるような動きが増えてしまいます。
三つ目は、片脚で支える時間に弱いタイプです。左右差やふらつきがあると、膝と腰の両方にじわじわ負担が積み重なります。膝まわりの不調については、海外ガイドラインでも運動だけでなく、教育やセルフマネジメントを含めた多面的な見方が重視されています[2]。
ここで大切なのは、「どこが悪いか」を早く決めつけることではありません。
むしろ、どの場面で、どこに、どう出るかを整理することが役立ちます。
たとえば、下りだけで膝が気になるのか、上りで腰が重いのか、手すりを使うと楽なのか、朝より夕方のほうがつらいのか。こうした違いを見ていくと、身体のどこに負担が集まっているかの傾向が見えてきます。
また、膝がつらいからといって膝だけを見ればよいわけでもありません。
膝まわりの負担を考えるときは、股関節周囲の働きにも目を向ける視点が大切です。 たとえば、膝変形性関節症を対象にした系統的レビューでは、大腿四頭筋の運動に股関節の運動を加えた介入で、歩行機能や一部の症状面に上乗せの改善がみられた報告があります[3]。この研究は「階段時の膝腰痛一般」を直接扱ったものではありませんが、膝だけでなく股関節も含めてみる考え方の補強としては参考になります。
一方で、何でも「年齢のせい」と片づけないことも重要です。
年齢とともに筋力や柔軟性が変化するのは自然なことですが、階段でのつらさには、身体の使い方の偏り、左右差、動かしにくい部分をかばうクセが関係していることも少なくありません。だからこそ、ただ休むだけ、その場だけ楽になればよいという見方では、納得しにくいことがあります。
もちろん、注意が必要な場合もあります。
安静にしていても強くつらい、急に腫れた、力が入りにくい、しびれが広がる、転倒後から悪化した、夜も眠れないほど気になる。こうした場合は、まず医療機関で確認することが優先です。慢性的な腰の不調に関する海外ガイドラインでは、運動、教育、セルフケアを含む包括的な非外科的アプローチが重視されており、近年のガイドライン総説でも、活動性の維持や自己管理を支える方向性が共通して示されています[4][5]。
そのうえで、大阪府で整体を探すときに見ておきたいのは、派手な言葉よりも、階段という動作の中で膝と腰を一緒に見てくれるかどうかです。
痛い場所だけで話を終わらせず、身体全体の使い方や生活動作まで含めて整理してくれるか。専門用語ばかりでなく、一般の方にも分かりやすく伝えてくれるか。そこが相談のしやすさにつながります。
大阪市城東区のオステオパシー整体院トラストでは、こうした局所だけにとらわれない見方を大切にしています。
膝に負担が出ていても、足首や股関節、骨盤まわり、体幹まで含めて全体のつながりを確認し、今の状態を整理していく考え方です。オステオパシーの手技については、海外で前向きな報告がある一方、研究数や比較条件にはばらつきもあり、過度な言い切りは避けるべきとされています[6][7]。だからこそ、必要以上に大きな表現をするのではなく、身体の状態を丁寧に見ていく姿勢が大切だと考えています。
もし、
「階段だけずっと気になる」
「膝なのか腰なのか、自分でもよく分からない」
「その場しのぎではなく、身体の使い方も含めて見てほしい」
そう感じているなら、一度、身体全体の見方をしてくれる相談先を選んでみるのもひとつです。
階段の上り下りで膝や腰が気になるときこそ、痛い場所だけに目を向けるのではなく、どう動いて、どこに負担が集まっているのかを整理することが、これからの過ごしやすさにつながります。

オステオパシー整体院トラスト
- 住所:〒536-0004 大阪府大阪市城東区今福西3丁目6−32 DGビル蒲生4丁目 4A
- アクセス:長堀鶴見緑地線「蒲生四丁目駅」エレベーター出口徒歩5秒/今里筋線「蒲生四丁目駅」2番出口徒歩1分
- 交通:大阪メトロ長堀鶴見緑地線・今里筋線「蒲生四丁目駅」徒歩1分
- 営業時間:
- 平日:9:00〜20:00
- 土日祝日:9:00〜17:00
- 定休日:年末年始のみ
- スタッフ:4名(全員LMO施術可能)
- 院長:北内俊充(オステオパス、理学療法士)
監修者プロフィール

◆執筆
杉山主馬(理学療法士)
大阪市城東区のオステオパシー整体院トラストで痛みや痺れなどの症状に対するクライアントへの施術を担当。理学療法士の国家資格を持ち、総合病院において脊椎や股関節・膝関節の手術後リハビリテーション、外来での肩関節疾患、足部疾患、腰部疾患など様々な臨床現場を経験。LMO(メカニカルリンクオステオパシー)技術を学び、解剖学・生理学の知識を活かしながら、お一人お一人の症状改善のサポートに努めている。

◆監修
北内俊充(オステオパス、理学療法士)
理学療法士国家試験を取得後、総合病院、クリニック、在宅医療の現場を経て、2012年オステオパシー整体院トラストを開業。痛みとしびれでお困りのクライアントを中心に施術を行っている。理学療法士免許の他に日本トラディショナルオステオパシーカレッジを卒業し、D.O.の称号を取得。LMO(メカニカルリンクオステオパシー)というフランスで発展したオステオパシーの国際教育ライセンスを保有し、専門的な技術と豊富な臨床経験を活かした施術を提供している。オステオパシーの教育にも携わっており、日本を中心に台湾でも教育を行っている。国際的な視野でオステオパシー技術の普及と発展に貢献しており、院内では全スタッフへの技術指導を行い、同水準の高品質な施術が提供できる体制を構築している。
参考文献
[1] Willy RW, et al. Patellofemoral Pain: Clinical Practice Guidelines. J Orthop Sports Phys Ther. 2019.
https://www.jospt.org/doi/10.2519/jospt.2019.0302
[2] Moseng T, et al. EULAR recommendations for the non-pharmacological core management of hip and knee osteoarthritis: 2023 update.
https://ard.bmj.com/content/83/6/730.abstract
[3] Hislop AC, et al. Does adding hip exercises to quadriceps exercises result in superior outcomes in pain, function and quality of life for people with knee osteoarthritis? A systematic review and meta-analysis.
https://bjsm.bmj.com/content/54/5/263.abstract
[4] World Health Organization. WHO guideline for non-surgical management of chronic primary low back pain in adults in primary and community care settings.
https://www.who.int/publications/i/item/9789240081789
[5] Zhou T, et al. Recent clinical practice guidelines for the management of low back pain: a global comparison.
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11061926/
[6] Delgadillo BE, et al. Efficacy of osteopathic manipulative treatment for pain reduction in patients with patellofemoral pain syndrome: A meta-analysis of randomized controlled trials.
https://www.cureus.com/articles/226042-efficacy-of-osteopathic-manipulative-treatment-for-pain-reduction-in-patients-with-patellofemoral-pain-syndrome-a-meta-analysis-of-randomized-controlled-trials.pdf
[7] Ceballos-Laita L, et al. Is Osteopathic Manipulative Treatment Clinically Superior to Sham or Placebo in Patients With Neck Pain or Low Back Pain?
https://www.mdpi.com/2079-9721/12/11/287














