O脚は見た目だけの問題ではありません
蒲生四丁目周辺でO脚にお悩みの方は少なくありません。
「スカートやパンツを履くと脚のラインが気になる」「膝の内側が痛む」「長時間歩くと疲れやすい」といった症状を抱えている方も多いでしょう。
O脚(内反膝)は単なる見た目の問題ではなく、膝関節の構造的な不安定性が関係しています。
海外の研究では、O脚が進行すると膝関節への負担が増大し、変形性膝関節症のリスクが高まることが報告されています。
特に中高年女性では、筋力低下や骨密度の減少により、O脚が急速に進行することが明らかになっています。
本記事では、O脚の原因を西洋医学とオステオパシーの両面から解説し、オステオパシー整体院トラストで提供しているメカニカルリンク・オステオパシー(LMO)が、なぜO脚改善に効果的なのかを、海外文献を交えて詳しくご紹介します。
O脚になる原因:西洋医学的観点とオステオパシー的観点

西洋医学的観点から見たO脚の原因
西洋医学では、O脚の原因として以下の要因が挙げられます。
1. 筋肉の不均衡
O脚の方では、股関節の外旋筋群(お尻の外側の筋肉)や大腿部の外側の筋肉が過度に緊張する一方で、内側の筋肉、特に内側広筋(膝のお皿の内側を支える筋肉)の筋力が低下する傾向があります。
この筋肉バランスの崩れにより、膝が外側に開いた状態が固定化され、O脚が進行していきます。
2. 骨格のアライメント(配列)異常
O脚の評価には、いくつかの角度測定が用いられます。
股関節-膝関節-足関節角(脚全体の軸の角度):股関節の中心、膝の中心、足首の中心を結んだ線の角度が180度未満の場合、O脚と診断されます。正常では約180度の直線に近い形ですが、O脚ではこの角度が小さくなり、膝が外側に開きます。
大腿骨頚部角(太ももの付け根の角度):正常では約125度ですが、これより小さい場合、O脚の一因となります。
脛骨近位部内側角(膝下の骨の傾き角度):膝のすぐ下の脛骨(すねの骨)が内側に傾く角度を測定します。90度未満の場合、O脚と診断されます。
これらの角度測定により、O脚の重症度や原因部位を特定することができます。
3. ホルモンの影響
特に女性では、閉経後の女性ホルモン(エストロゲン)減少により軟骨の変性が進みやすくなります。
妊娠中には、リラキシンというホルモンが靭帯や関節を緩める働きをするため、骨盤周辺の不安定性が増し、産後のO脚につながることがあります。
4. 生活習慣・スポーツ
長時間の立ち仕事、外股歩行、横座りや女の子座り(ペタンコ座り)などの習慣は、股関節や膝関節への負担を増大させます。
また、サッカーやバレーボールなど膝に負荷がかかるスポーツも、O脚のリスク要因となります。
オステオパシー的観点から見たO脚
オステオパシーでは、身体を一つの統合されたシステムとして捉えます。
O脚は膝だけの問題ではなく、骨盤、股関節、足関節、さらには脊柱や内臓、筋膜の緊張パターンまで、全身の構造的・機能的バランスの乱れが関与していると考えます。
例えば、骨盤の歪みは股関節の動きに影響を与え、それが膝のアライメントを変化させます。
また、足首の硬さは脛骨(すねの骨)の外旋変形を引き起こし、O脚を悪化させる要因となります。
オステオパシーでは、こうした連鎖的な問題を包括的に評価し、根本原因にアプローチします。
O脚になりやすい年齢層とリスク要因
年齢層別の特徴
30代〜40代女性
出産や育児による骨盤の歪み、運動不足、仕事による負担が重なり、O脚が進行しやすい時期です。リラキシンの分泌による靭帯の弛緩が、産後の骨盤不安定症やO脚の原因となります。
50代以降の女性
閉経に伴うエストロゲン減少により、軟骨の変性が加速し、変形性膝関節症のリスクが高まります。Healthcare誌に掲載された研究では、50〜60歳の中年女性を対象とした運動介入により、膝と膝の間の距離が16%減少し、膝痛が45%改善したことが報告されています。
リスクのある生活習慣とスポーツ
- 長時間の立ち仕事・歩行:膝関節への継続的な負荷
- 肥満:体重増加による膝への過剰なストレス
- 外股歩行・横座り・ペタンコ座り:骨盤と膝のアライメント悪化
- サッカー・バレーボール・バスケットボール:急な方向転換や着地による膝への衝撃
一般的なO脚対処法とオステオパシー施術の違い
一般的な対処法
1. ストレッチと筋力トレーニング
太ももの裏側(ハムストリングス)、ふくらはぎ(腓腹筋)、太ももの内側(内転筋)のストレッチと、太ももの前側(大腿四頭筋、特に内側広筋)や股関節の外旋筋の筋力強化が推奨されます。
Healthcare誌の研究では、12週間の複合運動プログラム(筋力強化と神経筋トレーニング)により、脚全体のアライメントを示す各種指標が有意に改善したと報告されています。
2. 装具療法
インソール(足底板)や矯正サポーターにより、膝のアライメントをサポートします。
3. 手術療法
重度のO脚や変形性膝関節症の場合、高位脛骨骨切り術や人工膝関節置換術が行われることがあります。
オステオパシー施術によるサポートの違い
オステオパシー施術は、非侵襲的で全身を包括的に評価する点が大きな特徴です。
特に、当院で採用しているメカニカルリンク・オステオパシー(LMO)は、以下の独自のアプローチで知られています。
メカニカルリンク・オステオパシー(LMO)の効果

LMOとは?
メカニカルリンク・オステオパシー(LMO)は、1970年代にフランスのオステオパスであるポール・ショフールによって開発されたオステオパシーの手技体系です。
LMOでは、以下の3つの技術を用いて、全身の構造的バランスを評価し、最も重要な病変(プライマリー・レジョン)を特定します。
- テンション・テスト:組織に軽い張力をかけ、病変の有無を確認
- インヒビトリー・バランス・テスト:複数の病変のうち、最も優先度の高いものを特定
- リコイル・テクニック:あらゆるタイプの病変に対応できる穏やかな手技
文献に基づくLMOの効果
LMOは、再現性と信頼性が検証されている手技です。ドナウ大学クレムスで実施された複数の研究により、LMOのテスト方法の再現性が確認されています。
また、Frontiers in Bioengineering and Biotechnologyに掲載された研究では、オステオパシー施術が変形性膝関節症(KOA)患者の腰部や下肢の緊張を緩和し、膝の症状改善に寄与する可能性が示唆されています。
解剖学的・生理学的変化
オステオパシー施術により、以下のような変化が期待されます。
構造面(解剖学的変化)
- 骨盤、股関節、膝関節、足関節のアライメント改善
- 筋膜の緊張パターンの正常化
- 関節可動域の拡大
機能面(生理学的変化)
- 血流・リンパ流の改善による組織の栄養供給促進
- 神経系のバランス調整
- 筋肉の柔軟性と協調性の向上
生活の質(QOL)の改善
Nature Scientific Reportsに掲載された研究では、下肢アライメント矯正により歩行時のバイオメカニクス(身体の動き方)が改善され、患者の日常生活動作と生活の質が向上したことが報告されています。
当院の患者様からも、「膝の痛みが軽減し、長時間歩けるようになった」「姿勢が良くなり、疲れにくくなった」といった声をいただいています。
O脚の予防方法とセルフケア
一般的な予防方法
- 正しい歩行姿勢:つま先をまっすぐ前に向けて歩く(外股にならないよう注意)
- 適度な運動:筋力低下を防ぐため、週3回程度の運動習慣
- 体重管理:過剰な体重による膝への負担を軽減
- 座り方の工夫:横座りやペタンコ座りを避け、正座や椅子座りを心がける
オステオパシーによる予防アプローチ
当院では、施術後のセルフケア指導にも力を入れています。
- 骨盤・股関節のセルフストレッチ:LMOの原理に基づいた簡単な自己調整法
- 呼吸法:横隔膜の動きを改善し、全身の筋膜バランスを整える
- 栄養アドバイス:軟骨の健康をサポートする栄養素の摂取
なぜオステオパシー整体院トラストを選ぶべきか?
LMO修了証を取得した専門家による施術
当院の施術者は、フランス発祥のメカニカルリンク・オステオパシー(LMO)の正式な修了証を取得しています。
再現性と信頼性が検証された手技により、お一人おひとりの身体に最適なアプローチを提供します。
解剖学・生理学に基づいた根本改善
理学療法士の資格を取得している施術者が、医学的知識と豊富な臨床経験を活かし、O脚の根本原因を見極めます。
表面的な症状だけでなく、全身のバランスを整えることで、持続的な改善を目指します。
一人ひとりに合わせたオーダーメイド施術
画一的なマニュアル施術ではなく、あなたの身体の状態に合わせた完全オーダーメイドの施術プランを提供します。
O脚改善は根本からのアプローチで
O脚は見た目の問題だけでなく、将来的な膝痛や変形性膝関節症のリスクを高める重要な問題です。
海外の研究では、適切な運動療法により下肢アライメントと膝痛が改善することが証明されています。
オステオパシー整体院トラストでは、メカニカルリンク・オステオパシー(LMO)による包括的なアプローチで、O脚の根本原因にアプローチします。
解剖学・生理学に基づいた施術と、丁寧なセルフケア指導により、あなたの健康的な歩みをサポートします。蒲生四丁目でO脚にお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
※本記事の内容は、医学的な診断や治療を目的としたものではありません。症状が気になる場合は、医療機関にご相談ください。
参考文献
- Moon, H.H., et al. (2023). “Effect of Combined Exercise Program on Lower Extremity Alignment and Knee Pain in Patients with Genu Varum.” Healthcare, 11(1), 122. https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC9819428/
- Chauffour, P., & Prat, E. (2002). “Mechanical Link: Fundamental Principles and Practical Applications.” North Atlantic Books.
- LMO Official Website. “Mechanical Link: Foundations.” https://lmosteo.com/en/le-lien-mecanique-osteopathique-les-fondements
- Zhao, X., et al. (2024). “Lumbar osteopathic manipulative treatment can improve KOA by regulating macrophage polarization.” Frontiers in Bioengineering and Biotechnology. https://www.frontiersin.org/journals/bioengineering-and-biotechnology/articles/10.3389/fbioe.2024.1431527/full
- York Rehab Clinic (2023). “Bow Legs – What’s it, Causes & Treatment.” https://www.yorkrehabclinic.ca/blog/bow-legs-whats-it-causes-treatment/

オステオパシー整体院トラスト
- 住所:大阪市城東区(蒲生四丁目駅徒歩1分)
- 交通:大阪メトロ長堀鶴見緑地線・今里筋線「蒲生四丁目駅」徒歩1分
- 営業時間:
- 平日:9:00〜20:00
- 土日祝日:9:00〜17:00
- 定休日:年末年始のみ
- スタッフ:4名(全員LMO施術可能)
- 院長:北内俊充(オステオパス、理学療法士)

◆執筆
白倉直樹(オステオパス、理学療法士)
2009年に理学療法士資格を取得後、クリニックにてデイケアや訪問リハビリ、そして外来に携わり、幅広い年代・症例を担当しながら日常生活に直結するサポートを行う。
フランス発祥のメカニカルリンク・オステオパシー(LMO)を学び、修了証を取得。
現在は大阪市城東区「オステオパシー整体院トラスト」にて、これまで培った臨床経験と解剖学・生理学の知識を基盤に、一人ひとりに合わせた施術を提供。
セルフケアや栄養面でのアドバイスも行い、症状改善と生活の質向上を支えている。

◆監修
北内俊充(オステオパス、理学療法士)
理学療法士国家試験を取得後、総合病院、クリニック、在宅医療の現場を経て、2012年オステオパシー整体院トラストを開業。痛みとしびれでお困りのクライアントを中心に施術を行っている。理学療法士免許の他に日本トラディショナルオステオパシーカレッジを卒業し、D.O.の称号を取得。LMO(メカニカルリンクオステオパシー)というフランスで発展したオステオパシーの国際教育ライセンスを保有し、専門的な技術と豊富な臨床経験を活かした施術を提供している。オステオパシーの教育にも携わっており、日本を中心に台湾でも教育を行っている。国際的な視野でオステオパシー技術の普及と発展に貢献しており、院内では全スタッフへの技術指導を行い、同水準の高品質な施術が提供できる体制を構築している。












