家族や友人、職場の人から「姿勢が悪い」「背中が丸まっている」と言われて、気になっていませんか。
鏡を見ると、頭が前に出ている、肩が内側に入っている、背中が丸くなっている。そこで背筋を伸ばそうとしても、すぐに疲れたり、首や肩に力が入ったりする方も少なくありません。
姿勢を見直すときに大切なのは、無理に胸を張り続けることではありません。なぜその姿勢になりやすいのか、日常生活の中で身体のどこに負担がかかっているのかを確認することです。
海外のシステマティックレビューでは、成人の首の痛みがある人は、痛みのない人と比べて前方頭位が強い傾向が報告されています[1]。
ただし、この結果は姿勢と首の痛みの関連を示したものであり、「姿勢が悪いから首の痛みが起こる」といった因果関係を証明したものではありません。姿勢の見え方だけで判断せず、痛みの有無、身体の動かしやすさ、同じ姿勢を続ける時間なども合わせて考えることが大切です。
姿勢が悪いと言われる方に多い3つの原因
原因1:長時間同じ姿勢で過ごしている
デスクワークやスマートフォンを使うときは、画面に顔を近づけるように頭が前へ出やすくなります。
数分間その姿勢を取ること自体が問題なのではありません。長時間ほとんど身体を動かさず、首や背中、腰まわりの筋肉が同じ働きを続けることが負担につながる場合があります。
仕事中に姿勢を整えようとしても、気づくと背中が丸くなっている方は、姿勢を意識するだけでなく、同じ姿勢を続ける時間を短くしてみましょう。
30分から1時間に一度立ち上がる、少し歩く、視線を遠くへ向けるなど、小さな動作を挟むことから始めてみてください。
原因2:肩や背中に力が入り続けている
姿勢が悪いと言われると、「背筋を伸ばさなければ」と考えがちです。しかし、胸を張りすぎたり、肩を後ろへ引き続けたりすると、かえって身体に力が入りやすくなります。
良い姿勢は、力を入れて固定した状態ではありません。立つ、座る、歩くといった動作の中で、必要以上に力を使わず、楽に姿勢を変えられることが大切です。
鏡の前で背筋を伸ばすときは、肩を無理に引かず、顎を強く引きすぎないようにしてください。呼吸がしやすいか、足裏に均等に体重が乗っているかも確認してみましょう。
原因3:姿勢を見た目だけで判断している
横から見たときに背中が丸いからといって、必ずしも身体に問題があるとは限りません。反対に、外見上は背筋が伸びていても、首や腰に力が入り続けている場合があります。
姿勢を確認するときは、見た目だけでなく、次のような点にも注目してみてください。
- 長く座っていても苦しくないか
- 振り向く、しゃがむ、歩く動作がしやすいか
- 首や肩に無意識の力が入っていないか
- 姿勢を変えると呼吸がしやすくなるか
- 一日の中で座る・立つ・歩く時間が偏っていないか
姿勢は一つの形に固定するものではなく、場面に応じて変えられることが重要です。
姿勢が悪いと言われる方の治し方
姿勢を見直す方法としては、姿勢を一つの形に固定するよりも、同じ姿勢を続ける時間を短くし、身体を動かす機会を増やすことが基本になります。
前方頭位を対象としたシステマティックレビューでは、首や肩まわりの運動、姿勢への意識づけなどによって、姿勢の指標や首の痛みに変化がみられる可能性が報告されています[3]。
ただし、運動の種類、実施する期間、対象となる人の状態は研究ごとに異なります。特定の運動を行えば、すべての人の姿勢が同じように変わるわけではありません。
1.姿勢を固定しすぎない
「正しい姿勢を一日中保つ」と考えると、身体も気持ちも疲れてしまいます。
立ち姿勢でも座り姿勢でも、少し前後に動いたり、足の位置を変えたりして構いません。姿勢をこまめに変えられる身体の使い方を目指しましょう。
2.作業環境を整える
パソコン作業では、画面の上端が目線と大きく離れていないか確認します。椅子に座ったときは、足裏が床につき、膝や股関節に無理な力が入らない状態が理想です。
スマートフォンを見るときも、長時間うつむいたままにせず、ときどき顔を上げて遠くを見るようにしてください。
3.無理のない範囲で身体を動かす
前方頭位に対する研究では、首や肩まわりの筋肉を動かす運動、姿勢を意識する練習、身体の柔軟性や動きを確認する方法などが検討されています[3]。
首や肩に痛みがある状態で、無理に伸ばしたり強い刺激を加えたりする必要はありません。運動中に痛みが強くなる場合は中止し、身体の状態に合った方法を確認しましょう。
4.身体全体の動きを確認する
姿勢が崩れているように見えても、原因が背中だけとは限りません。
足元の安定性、骨盤まわりの動き、胸郭の動き、首の動き、普段の歩き方などが関係している場合もあります。
自分で姿勢を意識してもすぐ元に戻る場合や、首・肩・腰などに違和感がある場合は、身体全体の状態を確認してもらう方法もあります。
姿勢と首まわりの不調には関係がある?
姿勢と首まわりの不調の関係を調べた研究では、前方頭位が強い人ほど、首の痛みや日常生活上の不自由さが大きい傾向が報告されています[1]。
一方で、研究の多くは、ある時点で姿勢と症状を比較する観察研究です。そのため、「前方頭位になったことで首の痛みが起きた」のか、「首の痛みがあることで姿勢が変化した」のかまでは判断できません。
つまり、姿勢と首まわりの不調には関係がみられる場合があるものの、姿勢だけを原因と決めつけることはできません。
また、2024年の観察研究では、慢性的な非特異的頸部痛がある人63名と、首の痛みがない人63名を比較した結果、静的・動的なバランス指標に違いがみられました[2]。
この研究は、首の不調がある人では姿勢の安定性や身体のコントロールにも違いがみられる可能性を示したものです。ただし、一時点での比較研究であるため、姿勢やバランスの変化が不調の原因であることや、姿勢を見直せば症状が変化することを直接示した研究ではありません。
そのため、姿勢を確認するときは、背中や首の形だけでなく、立つ・座る・歩くといった動作のしやすさや、身体の安定性も合わせて確認することが大切です。
大阪府で姿勢の悩みを整体に相談するときの選び方
大阪府には、姿勢や猫背、首や肩まわりの不調を扱う整体院が数多くあります。整体を選ぶときは、「猫背が一度で変わる」「姿勢をすぐに整える」といった宣伝だけで決めず、次の点を確認してみてください。
悩みや生活習慣を詳しく聞いてくれるか
姿勢が気になる理由は、人によって異なります。
見た目が気になる方もいれば、長時間座ると首や肩がつらい方、歩き方や呼吸のしづらさを感じる方もいます。
最初に仕事の内容、普段の座り方、運動習慣、困っている場面などを確認し、内容をわかりやすく説明してくれる施設を選ぶと安心です。
姿勢だけで原因を決めつけていないか
身体の状態を確認するときに、背中や肩だけを見るのではなく、足元や骨盤、胸郭、首の動きなど、全体を確認する考え方が大切です。
姿勢を一つの型に当てはめるのではなく、その方がどの動作で困っているのかを見てくれるかどうかも、整体選びのポイントになります。
研究結果や変化を誇張していないか
オステオパシーの手技については、首や腰の痛み、身体の動かしにくさなどに対する可能性が海外で研究されています。
一方、2024年のシステマティックレビュー・メタ分析では、首や腰の痛みがある人に対して、オステオパシー手技が偽の手技やプラセボと比べ、痛み、身体機能、生活の質を明確に上回るとはいえない結果が報告されています[4]。
この文献は、姿勢を見直す方法そのものの根拠ではありません。オステオパシーを紹介する際に、研究結果を過度に断定しないことや、感じ方や変化には個人差があることを説明するための補助資料です。
大阪市城東区のオステオパシー整体院トラストが行う姿勢への考え方
大阪市城東区のオステオパシー整体院トラストでは、姿勢を一つの形に当てはめるのではなく、カウンセリングと全身の状態確認をもとに、身体の使い方を見直していきます。
当院で取り入れているLMO(メカニカルリンクオステオパシー)は、フランスで発展したオステオパシーの考え方の一つです。
身体を部分だけでなく全体として捉え、動きや組織の状態を確認しながら、負担が集中していると考えられる部分を整理していきます。
オステオパシーに関する研究結果は、姿勢の変化や症状の改善をすべての方に保証するものではありません。そのため当院では、特定の結果を一律にお約束するのではなく、お身体の状態や生活背景を確認しながら、一人ひとりに合わせた方針をご案内しています。
落ち着いた環境で姿勢の悩みをご相談いただけます
オステオパシー整体院トラストでは、落ち着いた空間でカウンセリングを行い、お身体の状態や日常生活で困っていることを確認します。
姿勢の見た目だけを整えるのではなく、どのような場面で負担を感じるのか、姿勢を変えたときに動きや呼吸がどう変わるのかなどを確認しながら、一人ひとりに合わせた施術を行います。
こんな方は大阪府の整体へご相談ください
- 周囲から「姿勢が悪い」と何度も言われる
- 猫背や前かがみが気になる
- 背筋を伸ばすとすぐに疲れる
- デスクワークのあとに首や肩が気になる
- 姿勢を見直したいが、何から始めればよいかわからない
- ストレッチや運動を試しても続かない
- 姿勢だけでなく身体全体を確認してほしい
強い痛み、手足の力が入りにくい、急なしびれ、発熱、転倒後の症状などがある場合は、整体ではなく医療機関へご相談ください。
まとめ:姿勢が悪いと言われても、無理に背筋を伸ばし続けないことが大切
姿勢を見直すときは、背筋を伸ばして一つの形を維持するよりも、次の点を意識することが大切です。
- 同じ姿勢を長時間続けない
- 机や椅子などの環境を見直す
- 肩や背中に力を入れすぎない
- 姿勢の見た目だけで判断しない
- 身体全体の動きや生活習慣を確認する
セルフケアや姿勢の意識だけで変化を感じにくい場合は、骨盤まわり、胸郭、首、足元など、身体全体の動きに原因があるかもしれません。
大阪市城東区のオステオパシー整体院トラストでは、一人ひとりの状態や生活背景を確認しながら、無理のない方法で姿勢の見直しをサポートしています。
まずはお気軽にご相談ください。

オステオパシー整体院トラスト
- 住所:〒536-0004 大阪府大阪市城東区今福西3丁目6−32 DGビル蒲生4丁目 4A
- アクセス:長堀鶴見緑地線「蒲生四丁目駅」エレベーター出口徒歩5秒/今里筋線「蒲生四丁目駅」2番出口徒歩1分
- 交通:大阪メトロ長堀鶴見緑地線・今里筋線「蒲生四丁目駅」徒歩1分
- 営業時間:
- 平日:9:00〜20:00
- 土日祝日:9:00〜17:00
- 定休日:年末年始のみ
- スタッフ:4名(全員LMO施術可能)
- 院長:北内俊充(オステオパス、理学療法士)
監修者プロフィール

◆執筆
杉山主馬(理学療法士)
大阪市城東区のオステオパシー整体院トラストで痛みや痺れなどの症状に対するクライアントへの施術を担当。理学療法士の国家資格を持ち、総合病院において脊椎や股関節・膝関節の手術後リハビリテーション、外来での肩関節疾患、足部疾患、腰部疾患など様々な臨床現場を経験。LMO(メカニカルリンクオステオパシー)技術を学び、解剖学・生理学の知識を活かしながら、お一人お一人の症状改善のサポートに努めている。

◆監修
北内俊充(オステオパス、理学療法士)
理学療法士国家試験を取得後、総合病院、クリニック、在宅医療の現場を経て、2012年オステオパシー整体院トラストを開業。痛みとしびれでお困りのクライアントを中心に施術を行っている。理学療法士免許の他に日本トラディショナルオステオパシーカレッジを卒業し、D.O.の称号を取得。LMO(メカニカルリンクオステオパシー)というフランスで発展したオステオパシーの国際教育ライセンスを保有し、専門的な技術と豊富な臨床経験を活かした施術を提供している。オステオパシーの教育にも携わっており、日本を中心に台湾でも教育を行っている。国際的な視野でオステオパシー技術の普及と発展に貢献しており、院内では全スタッフへの技術指導を行い、同水準の高品質な施術が提供できる体制を構築している。
参考文献
[1]Mahmoud, N. F., Hassan, K. A., Abdelmajeed, S. F., Moustafa, I. M., Silva, A. G. “The Relationship Between Forward Head Posture and Neck Pain: A Systematic Review and Meta-Analysis.” Current Reviews in Musculoskeletal Medicine, 2019; 12: 562–577.
[2]Prakash, N., Cleland, J., Kalyan, H. K., Roy, A. K., Jose, N. M., Harikesavan, K. “Analysis of Posture and Balance Impairments in Individuals with Chronic Nonspecific Neck Pain—An Observational Study.” Health Science Reports, 2024; 7: e2215.
[3]Sheikhhoseini, R., Shahrbanian, S., Sayyadi, P., et al. “Effectiveness of Therapeutic Exercise on Forward Head Posture: A Systematic Review and Meta-Analysis.” Journal of Manipulative and Physiological Therapeutics, 2018; 41: 530–539.
[4]Cabrera-Martos, I., et al. “Is Osteopathic Manipulative Treatment Clinically Superior to Sham or Placebo for Pain, Disability, and Quality of Life in Patients with Neck or Low-Back Pain? A Systematic Review and Meta-Analysis.” Diseases, 2024.














