半年間続いた右足裏の痛み(足底筋膜炎)が改善した大阪市中央区 会社員の男性の改善レポート

お名前 T.N様
年齢・性別 49歳 男性
お住いの地域 大阪市中央区
職業 会社員
お悩みの症状 右足裏の痛み(足底筋膜炎)

ご来院いただいた経緯

半年前より特に誘因なく、右足底の痛みが起こりはじめ、整形外科の診察で足底筋膜炎と診断を受けられました。

整形外科では特に治療もなく「様子を見ていたら治る」と言われたそうですが、症状の改善は見られなかったそうです。

その後、近所の整骨院に通院し、背骨や骨盤の調整、マッサージを受けられてましたが、そこでも症状の改善は見られず、知人の紹介で当院に来院されました。

【既往歴】15年前に痔の手術
【食生活】インスタント食品をよく食べる
【その他】レントゲンは撮影していないとのこと

当院での施術

来院時、右足底は全体的に痛みがあり、足底の圧痛も認められました。

朝起きた時の一歩目の激痛、長時間立っていると痛みが強くなる、長時間座っていた状態から立ち上がる時の痛みがつらいとのこと。

9月中旬~1月初旬にかけて、おおよそ2週間に1回の頻度で計8回の施術を行いました。

初回検査と施術

脊柱骨盤のアンバランスがかなり強い。中でも脊柱の中を走る脊髄神経を包む硬膜が頭蓋底と仙骨付着部でうまく機能していない。仙骨が左回旋しねじれている。

これによって右下肢に体重をかけた時に骨盤帯、脊柱が適応できず、床からの反力が分散できないため、右の足底にかなりの機械的ストレスが加わっている。

そして15年前の痔の手術によって、骨盤隔膜(骨盤底筋)が収縮状態で機能低下を起こしているため、右下肢の静脈、リンパの循環が低下しているように感じた。

当院の施術であるメカニカルリンクの触診検査と治療を進めていった。

硬膜、右乳様突起(頭蓋骨の一部)、右脛骨下端の骨端線、右脛骨の骨内病変をリコイルで調整し、全体的なバランスが整ったため、この日の施術は終了した。

2回目の施術(約2週間後)

右足底全体の痛みが、踵部の一点に限局されてきたとのこと。
まだ、脊柱骨盤帯の機械的なアンバランスが認められる。

3回目の施術(約2週間後)

痛みにあまり変化はないとのこと。
全体的な調整を進めた。

4回目の施術(約2週間後)

痛みはましになってきたとのこと。
まだ脊柱骨盤のアンバランスは気になる。
施術後に坐位、立位時の姿勢に気を付けていただくよう指導。

5回目の施術(約2週間後)

更に痛みが良くなっているとのこと。朝の一歩はまだ痛みがある。

6回目の施術(約2週間後)

痛みはかなり良くなっているとのこと。
前回の施術後から痛みがだんだん良くなり、この時点では80%痛みが良くなっているとのこと。

7回目の施術(約3週間後)

朝の一歩の痛みもほとんどなく、日常生活でもほとんど痛みを感じないとのこと。

8回目の施術(約2週間後)

痛みはほとんど感じない。わずかなツッパリがある程度。
ご本人はこれで十分大丈夫とのことで施術終了。

当院からのコメント

この方の場合、脊柱骨盤の機械的なアンバランスが大きく、右下肢に体重をかけた時に足底に大きな機械的ストレスがかかる状態でした。

整骨院で骨盤矯正などを行っていましたが、脊柱骨盤のねじれは関節、筋肉が原因となっていたのではなく、もっと深い部分にある脊髄を包む硬膜の緊張によるものであったと思われます。

また痔の手術の既往があり、右の骨盤隔膜(骨盤底筋)の機能障害があり静脈、リンパ循環に問題が起こっていたと思われます。このため機械ストレスで損傷した右足底の組織損傷がスムーズに回復しない状態にあったと推測します。

この様に、足底筋膜炎は患部だけを見るのではなく、脊柱骨盤のようなメカニカルな要因に加え、循環という要素も十分考慮して施術を行う必要があると考えます。

整骨院などに通ってもなかなか改善しない足裏の痛みにお困りの方は一度当院にご相談ください。きっとお力になれると思います。

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