お名前 | M.K様 |
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年齢・性別 | 50歳 女性 |
お住いの地域 | 大阪府寝屋川市 |
お悩みの症状 | 両足のかかとの痛み(足底筋膜炎) |
ご来院いただいた経緯
来院の1か月前から歩行時に両足の踵に痛みが起こり、徐々に悪化していったそうです。
発症してすぐにマッサージ、鍼灸に通ったが、ご自身の体に合わないと判断し、インターネットにて当院を見つけ来院されました。
【既往歴】逆流性食道炎、胃潰瘍。その他症状 肩こり、便秘。
【食生活】炭水化物、砂糖などの糖質を頻繁に摂取する習慣がある。乳製品を頻繁に摂取する習慣がある。
当院での施術
2月14日~4月10日の期間に合計4回の施術を行いました。
初回検査と施術(2/14)
立位姿勢で骨盤が左側方にスライドし固定している。
これは筋肉や関節ではなくもっと深部の構造に緊張が起こっていることを示す。
この他にも頭蓋骨の中心線上の構造である大脳鎌、ブレグマ(大泉門)、内臓は食道、十二指腸に緊張があり、子宮は左に側屈していた。
手足の関節や骨においては、左の脛骨、右足関節、左の橈骨の骨端線、動脈は腹部の大動脈、小腸を栄養する上腸間膜動脈、S状結腸を栄養するS状結腸動脈が緊張していた。
末梢神経系は左の腸骨鼠経神経、左深腓骨神経、内側足底皮神経に緊張がかかっていた。
当院の施術であるメカニカルリンクにてこれらの緊張を階層化し順番に施術を行い全身を調整し、この日の施術を終了。
その他にも食生活の見直しを行っていただくことをご説明した。
糖質の過剰摂取は動脈の緊張、骨機能の低下をきたし、炎症が起こりやすい状況を作りやすい。
また乳製品の過剰摂取も骨機能の低下、内臓と内臓同士の滑り運動が低下し、下肢の循環低下や、背骨、骨盤のゆがみを起こすことがある。
2回目の施術(2/28)
痛みは2割くらい良くなっているとのこと。
身体全体のバランスはまだ良い状態に安定していない。
この日も触診検査を行い、全身の調整を行った。
3回目の施術(3/21)
両足のかかとの痛みは残り3割くらい、70%の痛みは取れているとのこと。
骨格のバランスは改善しているが、まだ全体的なバランスはとれていない様子。
4回目の施術(4/10)
前回の施術後から徐々に痛みがなくなり、現在は痛みなく安定しているとのこと。
全身の組織はバランスの取れた状態に改善している。
ご本人もこれで大丈夫ということで施術終了。
約半年後、この方の紹介でお母様が来院され、「あれから両足のかかとがすっかり良くなって痛みなく生活できています。」とのご連絡を受けました。
当院からのコメント
この方の場合、尾骨を中心とした硬膜(脊髄を包む膜)の問題が主となり、中心軸上で緊張を起こしており、両下肢にかかる機械的な負荷が増加した上に、内臓の硬さ、鼠径部の循環の問題が重なり、両側かかとの炎症を鎮静化するシステムが十分に働かなかったために、両側のかかとの痛みが継続したのではないと推測。
この様に背骨や骨盤で起こる機械的な問題と内臓や循環の問題が重複しているケースは非常に多くみられます。
この場合、施術に加え、ご自身での食生活の改善に取り組んで頂く必要があります。
整骨院などに通ってもなかなか改善しない足裏の痛みにお困りの方は一度当院にご相談ください。きっとお力になれると思います。